出会い

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日は進み5月。 須加 「今まで部長は決めてなかったが、いい加減決めるぞ」 須加先生が提案した。ちなみに須加先生は30才で卓球歴25年の大ベテランである。俺じゃあ全く歯が立たない。 桑野 「だれをキャプテンに?」 こいつは桑野マコト。クラスがいっしょということもあり、よくつるんで歩く。 須加 「12人全員でリーグ戦をして1位がキャプテン、2位が副キャプテンだ」 中田 「へえ…おもしろい」 こいつは中田ノリオ。サウスポーで結構強い。 須加 「ルールは3セット。まあ今日は6試合、明日5試合で決めるぞ。んじゃ始め」 リーグ戦が始まった。1戦目、相手は西口タロウ。 西口 「負けねえぞ」 火野 「上等だ」 俺は西口に2-0で勝った。結構楽勝だった。 西口 「強いな」 俺は中学時代地元じゃ少し有名な選手だった。一応自信はある。
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