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2戦目、相手は東條。
東條 「俺が部長になる」
火野 「お前に負けたことは1度もないけどな」
東條 「それも今日で終わりだ」
東條の気合いはむなしく、俺は2-0でヤツを降した。
火野 「修行しなおせ」
東條 「無念…」
3戦目、相手は森ヨウヘイ。俺は片面ペンだが、森は両面ペンだ。裏面打法も使いこなす。強敵だ。
森 「お手柔らかに」
火野 「おう」
試合は1セット目から大接戦となった。順番に点を取りあい、デュースになる。
火野 (強えーな。やっぱ高校はおもしれーや)
1セット目は何とか俺が取ったが、2セット目は森に取られた。そして3セット目。
森 (出し惜しみはできないな)
森はこれまで下回転系サーブしか使ってこなかったが、上横サーブを使ってきた。俺は取りそこねる。その後森は、下横、上横サーブをうまく使い分け、2-6にされてしまった。
森 (よし、この点差なら追いつかれることはない)
しかしここから俺様の逆転劇が始まる。
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