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「あの子起きたの!?」
それはあの倒れる前に見た紫色の髪の少女だった。
「い、伊織様!実はこい…いや、アンナが無理やり彼女を起こしたんです…っ」
「アンナ~?大事なお客さんに何してるのかしら~?」
こ…怖い…すごいヤバいオーラーがにじみ出てる…
…ん?お客さん!?
「す…すいませんでしたぁ…伊織様…」
金髪の無理やり私を起こした子がアンナで、紫色の髪の美少女が伊織さんらしい。
私って、お客さんっていうよりただ伊織さんに拾われただけだよね…
うーん。
「あの…伊織…さん?」
マリアをニコニコしながらいじめている手を止めて優しく返事をしてくれた。
「なあに?」
「私って、お客さんていうより倒れてたのを助けてもらっただけですよね…?」
「う~んそうね~確かに今はそうだけど、ちゃんと怪我を治したらお客さんよ。」
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