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「通り魔殺人って・・・最近噂になってるあれの事?あれってそういう事なの?」
最近この街で起こっている事件なら私も知っている。
まさかあれに藤原くんが関わっているとは予想外だ。
「あれ?なら何で夜の学校にいたの?」
「一連の事件の首謀者の狙いが、あの学校にある。昨晩のキメラの事も考えれば多分間違いない。
出せる情報はここまでだ。一般人には充分だろう?もう俺と事件には絶対に関わるなっ!!」
威圧的に言う藤原くん。だけど私の心は興味津々だ。
だって、目の前に、今まで知らなかった世界がある。こんなに不思議な話があるのに、関わらないなんて選択肢はない。
「あの、藤原くん。」
「何だ?ここから黙って立ち去り、二度と関わらないと言う話以外は却下だ。」
先手を打たれたか。用意周到なショタだな。先読みも出来るのか?
「フツノさん。」
「黙って立ち去るがよい。」
返答早いっ!!でも諦めない、ネバーギブアップが若者の特権っ!!
「藤原くん、私に魔術を教えて♪」
「却下。」
即答かよ。でも諦めない、ネバーギブアップが若者の特権っ!!
「藤原くん、魔術を教えて♪」
「却下。」
即答かよっ!?でも諦めない(以下略)
「藤原くん、魔術教えてくれたら気持ちいい事してあげる♥」
「帰れ。」
私の体魅力ないっ!?
なんとなくフツノさんを見る。
・・・胸、デカい。
・・・腰、細い。
完全敗北かよっ!!
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