第五幕 一時保護

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とりあえず聞いて分かった事として、スピアさんが封印を解こうとしている。その為に人を殺している。 「封印が解けたら、どうなるの?」 「さぁな。正確には、何が起こるか分からないから危険なんだ。誰も好き好んで目の前で核ミサイルを爆発させるバカはいないだろう?」 なるほど、つまりロクな結果じゃないだろうから封印したままでいようと。 確かに、封印されてるって事は、それで困らないって事だ。君子危うきに近寄らず、だね。 「ちなみにこの楔というのは、付近の魔力なり何なりを吸い込んで封印を維持している。近くで死んだ奴はこの楔の中でしばらく過ごしてからあの世行きだ。」 それは、少し恐い。つーか、藤原くんは何でこう淡々と物騒な事を口に出来るのだろう。 「二人とも、疲れたであろう?今、茶を淹れてやろう。」 そう言って、フツノさんが台所に向かった。なんというか、動きが綺麗だ。同じ女なのに、この差は何処にあるんだ? 自己分析してみる。まずは私、北川琴葉。胸は人並みより少し大きい。腰は毎日気をつけているので割と細い。お尻、ある程度引き締まっている。 続いてフツノさん。胸は何であんな大きなサイズで形は整っているのか?それに対して腰のあの細さはバランス取れてない。袴だから分かりにくいけど、お尻の形も綺麗だ。 ボンッキュッボンッ!! マンガみたいなプロポーション、ここに実現っ!! 「さて、ある程度説明したが、ここまでで質問はあるか?」 「フツノさんのあのプロポーションの秘密は何?」 ・・・気付けば、藤原くんはかなり怒っていた。 真面目な話の最中だったしなぁ・・・ 反省反省。
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