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こうして、話し合いはダリアさんも加わって賑やかになった。
「とにかく優も学生だし、出来る限りは琴葉ちゃんは優くんのそばにいるようにして。」
結局はそこに落ち着いた。でもこれが最善の手段だろう。私一人では何も出来ないんだ。
「あとは・・・琴葉ちゃんはしばらくここで暮らしなさい。ここなら守り易いだろうから。」
「いやいや、流石にそれは問題あるでしょう?藤原くんも年頃の男の子なんだしね?一応私嫁入り前なんだし。」
「大丈夫♪死んだらお嫁に行く事も不可能だから♪」
かなり物騒な事を言われた。私の状況はそれほど危険なんだろうか?
「でも、やっぱり男と女が・・・」
「分かった。なら解決策を提示してあげるわ。優、琴葉ちゃん、二人は今から恋人同士よ。そして現在同棲生活。これでどうっ!?」
どうと言われても困る。何でそんな事になるんだろう?
常に藤原くんのそばにいる口実、そして安全の為に、カモフラージュとして、私達は『恋人同士』となった。
・・・説得されました。
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