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朝、私はいつものように起きる。やっぱり今日も目覚まし時計にツッコミを入れる。これは恒例だ。
ただ、今朝から少し変わる事がある。
「起きたか、朝食は既に出来ているぞ?覚める前に食すがよい。」
エプロン姿のフツノさんがキッチンから挨拶をしてくれる。
あぁ、やっぱり夢じゃないのか・・・
あれから両親に、藤原くんと同棲生活の話を告げて、こっちで寝泊まりする事になった。
てっきり心配されると思ったが、藤原くんを見た途端、両親の態度が一変した。
『いざとなったら押し倒せ♪』
・・・私、一応年頃の娘デスヨ?
ちなみにお父さんに至っては・・・
『なかなか誠実そうな好青年だ、幸せになれよ。』
私、いつか不幸になるよ・・・
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