第六幕 変わる日常

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「・・・・・・」 「おはよう、主。ほら、珈琲だ。」 フツノさんから珈琲を受け取った藤原くんは、無言で飲み干した。 何でホットコーヒーを一気飲み出来るんだろう?口の中、火傷しないの? 「顔を洗ってこい、目を覚ませ。」 「・・・・・・」 藤原くんは何も言わずに洗面所に向かっていく。 もしかして・・・低血圧? 「えっと、フツノさん。私にもコーヒーください。ミルクと砂糖はいいです。」 「・・・ミルクと砂糖はテーブルの上にある。入れておいた方がいい。」 フツノさんからホットコーヒーを受け取る。別にブラックでも平気・・・って、何これっ!? 「苦すぎっ!?」 「元々は主が飲む為に・・・いや、主を起こす為に入れたのだ。これ程でも足りぬのだ。」 「それでもこれは異常ですよっ!?」 「主は朝が弱いのだ。」 なるほど、これは確かにミルクと砂糖が必要だ。これを平気で飲めたら、それは味覚が狂った証だ。 やがて顔を洗い終えた藤原くんが、ノロノロと椅子に座る。かなり目つきが悪くなっている。 「・・・藤原くん、起きてる?」 「・・・・・・黙れメス豚。」 口の悪さが上がっています。 泣きたくなった。
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