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「『ダンウィッチ事件』って何なの?」
「異世界の神の体の一部が学院に封印されていたらしいんだけど、ある日突然それが解けたらしいのよ。
その際に学院の生徒達が必死になって抵抗したの。結果は、ほとんど全滅に近かったけど、それでもなんとか異世界に押し返したの。
上の人間がほとんど秘匿にしてるから、私も詳しい話は分からないんだけどね。
優は、詳しい事知ってる?」
聞いているだけでファンタジーな話。そんな話が突然優くんに振られたが・・・
「知ってる。あの封印を解いたのは俺とカオスだから。」
そんな、とんでもない事を口にした。
「主・・・」
「カオスと二人で興味が湧いて、封印を破った。現れた異形を討ったのは、責任を果たす為だ。」
「ちょっと優、それを上の人間は・・・」
「話した。だからこそ俺は魔術師として認められたんだ。」
かなり重い話だった。そんな話を淡々と告げながら、優くんはのんびりお茶を飲んでいた。
何で優くんってそんな波乱万丈な人生歩いてるんだろう?もしかしたら、それが原因でこんな無愛想になったのかな?
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