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「そこまで語るなら、この槍の真の力でお相手しよう。お相手してやろう。
そして後悔させてやる、お前が誰を相手にしているかを。
我が名は槍の錬金術師、神話に名を連ねる神秘を再現した最強の錬金術師っ!!」
空気が歪む。
空間が凍る。
神秘が再現される。
スピアは投擲の姿勢をとる。
ブリューナクと同じ構えだが、槍が違う。威圧感が違う。そして、殺意が違う。
ダリアさんはスピアに銃口を向けるが、それだけだ。まるで慌てていない。
殺意を受けながらも、彼女は冷静だ。
事態は理解しているはずだ。
これから放たれるのは今までとは違う、優くんが今まで砕いてきた槍とは違う、必殺の一撃のはずだ。
しかし、ダリアさんは落ち着いている。ただ静かに目の前に立つスピアを睨み付け、つまらなそうに言う。
「言いたい事は、それだけ?だったら早くしなさいな。
つまらない口上は飽きたのよ。」
それで、張り詰めていたものが弾けた。
スピアの手から、槍が放たれる。
その、あまりにも有名な名前と共に。
北欧の神が携えた、その槍の名は・・・
「打ち砕け・・・
『グングニル』っ!!」
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