第二章、昔の思い出

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~~~~~~~~~~~~~~~ 10年前私はまだ8歳だった。お父様とお母様はお忙しいのでいつも婆やが遊んでくれた。だが私は外には危険が沢山あるというので城から出れなかった。幼かった私にはそれが不満だった。 ある夜私は寝たふりをしてこっそり外に出た。 城を出ると誰もいない静かな街に来た。正直つまらなかった。 私は小さな路地を見つけ、この先には何があるのだろうと思い歩き続けた。そして路地を出たらそこは森になっていた。 私は怖かったのだが好奇心に負けて森に入った。明かりは月の光しかなく周りは薄暗く私は泣きそうになった。そんな時、赤と白の薔薇が沢山咲いている所を見つけた。私は薔薇が大好きだったので薔薇にトゲがあるのも忘れ薔薇を握ってしまった。案の定指にトゲが刺さって血が出てきて私は泣きじゃくった。すると ?「どうして泣いてるの?」 私より少し年上ぐらいの男の子が私に話かけてきた。 エリザベス「トゲがぁ~いたいよぉぉお」 ?「あぁトゲが刺さっちゃったんだね。ちょっと待って」 男の子はポケットから白いハンカチを出してそれを指に巻いてくれた ?「これで大丈夫だよ」 エリザベス「あ、ありがとう」 私は今まで同い年ぐらいの男の子とあまり話した事がなかったので恥ずかしかった ?「ねぇ君名前何ていうの?」 エリザベス「私は……エリー。貴方は?」 ?=ハリー「僕はハリー。」
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