第三章、約束

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~~~~~~~~~~~~~~~ 私はあれから一度もそこには行っていなかった。 エリザベス「ハリーに会いたい」 私は久しぶりにそこに行こうと思った。 そして夜、私は城を抜け出してそこに向かった。 そこは相変わらず薔薇の花が沢山で綺麗だった。 でも彼はいなかった。私はお父様の事や結婚の事、彼の事などを考えているうちに涙を流していた。その時 ?「またトゲが刺さっちゃったの?」 後ろから懐かしい声が聞こえた。慌て振り返るとそこには大人になったハリーがいた。 エリザベス「ハリー‼‼‼また会えた‼」 ハリー「約束したからね」 私はハリーに会えて嬉しかったのだがこの恋が叶わないんだと思ったらまた涙が溢れだした。 ハリー「ねぇどうしてエリーはさっきから泣いているの?何か悲しい事があったの?」 エリザベス「実はね、私今度結婚するの」 ハリー「それは………良い事じゃないか。どうして泣くの?」 エリザベス「だって私その人の事嫌いなの。なのに皆の為に結婚しなくちゃいけないの」 ハリー「そうだったんだ……辛いね、苦しいよね」 なんだかハリーまでも泣きそうになっていた。その泣きそうな震える声に私はひゃくりあげながら言った。 エリザベス「私ね、本当はハリーが………好き……なの…それなのに、私」 ガシッ‼‼‼‼ エリザベス「‼‼‼」 ハリーが急に私を抱き締めてきた。 ハリー「僕も………僕もエリーが好きだよ」 エリザベス「えっ‼」 ハリー「君と会ったあの日から僕は君が好きだった……ねぇエリー?イケない事だと思うけど、結婚してからも僕と会ってくれないかい?」 エリザベス「……いいの?嬉しい…けど……ハリーは?ハリーは誰かと結婚していないの?」 ハリー「……実は僕も結婚しろと言われているんだ。でもこんなにも僕達は想い合っているんだよ⁉この10年間どれほど君に会いたかったか‼」 エリザベス「私もハリーに会いたかった」 ハリー「エリー愛してるよ。僕は絶対他の奴なんかより君を愛してるよ。信じて」 エリザベス「えぇ、信じるわ。私もハリーを愛してる」 私達は自然と唇を合わせた ハリー「また、明日も来て?」 エリザベス「勿論よ」 そして私達は約束をして帰って行った
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