彼女は小学三年生

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「離婚して欲しい」 理由については、詳しく言わなかった。 ただ、僕と別れても国の援助で人間らしい生活ができるという事を教えて、その方法を示したら、意外とあっさり承諾してくれた。 (こんなものか) 寂しい気持ちが全く無かったわけでは無いが、正直、肩の荷が下りた。 もう誰も養わないでいい。 これからは自分の事だけを考えて生きていいんだ。
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