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「じゅんぺい、何を書いてるんだ?」
「真央との日記を書いてるんだよ」
カチャカチャとPCのキーボードを叩く音で真央が起きてしまった。
「さあ、明日も学校だろう。早く寝なさい」
「うん。学校、好き。おやすみなさい」
素直な真央。
こんな風に真央と暮らせる日が来るとは思わなかった。
長くは続かないだろう。
しかし、それだけに真央との一日一日を尊く感じる。
僕は、いつかは真央と離れなければならない。
窓の外の星空を見上げ、こんな辛い運命を課した天を呪う。
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