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「いいんですかぁ?土方さん。そんなことを言っちゃって」
沖田はにっこりと今度は人のいい笑みを浮かべて土方に言う。
あの黒い笑みを見てしまった悠奈たちにとってそれは上辺だけの作った表情にしか見えなかった。
「何だよ」
不幸なことに土方は沖田が黒い笑みを浮かべていたことに気づいていなかった。
沖田の態度に怪訝な表情をしている。
「悠奈君を私と同じ部屋にしてくれないと言っちゃいますよ。
・・
昨日のあれ」
(昨日のあれって何だろう?)
沖田の言っている意味がわからずに悠奈は首を傾げる。
聞いていた他の男たちも同様意味がわからなかったのか首を傾げている。
だが、土方は違った。
「おおおおおお前っ!
あああああれってなな何だよ。俺はししし知らねえぞ‼」
土方は汗を大量に掻き思いっきり噛みまくりながら言う。
面白いほどに土方は動揺している。
沖田はニヤリとしてやった的な笑みを浮かべた。
「あれれ~?土方さん覚えてないんですかぁ?じゃあ言っても大丈夫ですねぇ。
梅の花「うわああああああ‼‼‼」」
沖田が何か言おうとしたのを土方が叫び声を上げて遮った。
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