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奈『鈴華っ、準備はできた?そろそろいぃかしら?』あたしの緊張が伝わるのかミルクも不安そうな様子でウロウロしている。
いつもと変わらないのは優香里くらいなモノ。
優『落ち着いて、大丈夫だよ。鈴華』
…なんて。
も~~~っ、他人事だと思ってノンキに言ってくれるよ❗
今日はあたしの、待ちに待った結婚式なんだもん❗
ああ~~、プレッシャーで胃が痛くなってきたよ。
胃の鈍い痛みは感じるの。
控え室で式が始まるのを待っていたあたしは、ノックのあとに、顔を出した奈緒子を見て声をあげる
鈴『奈緒子?』
奈『あの…鈴華、ホントおめでとう…、この間は、ごめんね…と言うより、今までのお詫びなんだけど』
鈴『え…?』
丈『オレ、先、会場に行ってるわ』
丈志が、ミルクを連れて立ち上がった。
女同士の話には、自分はいない方がいいって遠慮したのかな?
ドンカンな丈志にしちゃ上出来だ。
パタン
…と、控え室のドアが閉まると
あたしと奈緒子に優香里の間に、気まずい沈黙が流れた。
最初にそれを破ったのは、彼女のほう。
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