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奈『…で、その、この間電車で言われた事、ずっと考えてたの。かわいそ…って』鈴『うん』
奈『あのね鈴華。気を悪くしないで欲しいけど、やっぱり鈴華の事かわいそ…って思ってた。ごめんなさい‼』
コンコン
その時
ドアをノックする音がして真一くんが顔を覗かせた。真『鈴華ちゃん、そろそろお願いします』
鈴『はい』
と返事と同時に、期待と不安と願いを胸に
会場へと向かうあたしは
今日という特別な日に、
もうひとつ
大きな出来事が待ち受けている事を…。
今はまだ、知らなかった。
ワッ‼
その瞬間
会場の中は、みんなの歓声と、大きな拍手に包まれたんだ。
席では、パパが泣いてる。あの悪夢の様な事故の時から、誰よりも心配をかけたパパ。
いつもあたしは守られていた。
優香里、奈緒子、真一くん、亮くん。
車椅子になったあたしに、変わらない友情をありがとう。
丈志とのことも、心から祝福してくれて、ありがとうこれからも、ずっといぃ友達でいよぅ。
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