悪魔

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『今からそちらへ向かう。ゲームの内容はまた着いてから話す』 そう言い終わると一方的に電話を切れられた。 ……はい? そちらへ向かうって、別にこなくていいんだけど…… 意味が分からない。 顔も知らないやつとゲームが出来るかよ……と思ったつかの間、玄関のほうでインターホンが鳴った。 ゾクッ…… 「まさか……ね。どうせ真美子のイタズラでしょ!」 真美子とは私の親友だ。 小学校の頃からずっと友達なので、真美子のことは何でも知ってる。 真美子はイタズラが大好き。 すぐ私を連れ回してイタズラの共犯にされる……。 なので今回は真美子がクラスの男子を誘って私を脅かしているのかも……。 玄関は鍵が掛けてあった…… はずなのだが、見事にドアは開いていた。 おいおい……不法侵入罪で捕まるだろ、真美子にしてはやりすぎ……でもないか。
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