1082人が本棚に入れています
本棚に追加
『失踪するまえ、千秋は偶然藤波と再会した
そしてこっそりあっていた。ある日千秋は子供を身ごもり、藤波と駆け落ちしたんだ
生まれたのは男の子だった。ところが千秋の両親が二人の居所を探して引き離した
子供は藤波が引き取り、両親に説得され千秋は戻ってきたんだ…
お前が幼稚園になり、手がかかりだすと少しお酒で気分を紛らわすようになってきた
始めは少しくらいと俺は見逃してた。でもお前が小学校にあがるとアル中寸前、酒がないと暴れる、お前を虐待する、見兼ねた俺の母親はお前を引き取ったが実家にまで千秋は行き暴れ狂う
仕方なくアル中専門の病院に入院させた
一年で退院して千秋はまた元の千秋に戻ってた
でもそれも3年また同じ事が始まりお前は恐怖で女将さんの家でしばらく暮らしてた
また入院して退院、今度は男に走る…そしてまた酒…俺がいても全然ダメだったんだ
あの時藤波の元に戻してやればとおもった
俺のせいなんだ…なあ七海…お母さん哀れだと思って許してやってくれ』
私は許す気などなかった。こんなにお父さん悲しませて…でも哀れだと思った。私を愛してくれたんだと思った
憎かったけど女としての気持ちは尊重してあげたかった
最初のコメントを投稿しよう!