祝入籍

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明と稜子は、職場の社宅に移り住んでいた。 半年前…。 『稜子。帰ったら、大事な話があるから、父さんと母さんにも言っておいてくれ。』 明が深刻な声で、電話してきたのが、半年前…。 『ママ、パパ、今日ね、明が帰って来たら、大事な話があるんだって。』 『稜子、なんか、悪い事でもしたんだろう!それとも、孫か?』 『私が、何時、悪い事したのよ! それに、孫が出来たら、娘の私が直ぐに報告するでしょうに!実は、私にも、心辺りが無いのよ。』 『まっ明が帰って来たら、分かるんだから、良いか、憶測で、話をしても、空回りして、心配事が増えるだけなんだから。ママも良いね。稜子も考えると、再発をするんだから、楽しい事考えなさい。』 『は~い。でも、急に楽しい事って言っても、何を考えれば良いのかな?ママ、何か、面白い事してよ。』 『あのね、稜子、ママは、芸人じゃ無いんだから、笑わせる何て、無理よ。』
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