トツゼン

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突然のことで 僕は理解できなかった             村が燃えている       (ニゲナキャ...コロサレル...)   叫び声や悲鳴がきこえる     次々にヒトが鮮やかな赤い色をした血をながし倒れていく     僕はただ立ってそれを眺めていた     すると突然、地面に《なにか》が叩きつけられた   「ユカ...?」     その《なにか》は昨日まで元気に遊んでいた妹の友香の顔とそっくりだった しかし昨日までの友香にはあったはずの下半身がない 腹部だろう部分からは血がだらだらと流れている   母「馨危ない!!!!!」   僕は母に突き飛ばされた それと同時に酷く乾いた音が響いた   すると先ほどまでの母とはまるで別人のようなたくさんの鉄の丸い玉をあびた死体が地面に転がっていた   「オカア...サン?」   母は体中に穴があいており、その穴から赤い液体が流れ出ていた それは何とも悲惨で母と確定することができないほとだった   「ウソ…ダ…ロ…」   煙のせいで上手く喋れない   「オイ…テ…イカ…ナ……イ…デ…ヨ…」   僕の父は幼い頃死んでしまい僕には母と妹しかいなかった    
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