未定

朝

工場を後にし、リビングの柱に掛けてある時計は9時十五分を指していた。

買出しは午後からの予定のため、アランは洗面所に向かい身だしなみを整えた後二階の自分の部屋に向かった。

部屋の扉を開けまっすぐに箪笥に向かうアランは、まだ寝巻きのままだったため着替えをした後また、脱いだ寝巻きを持ち部屋を後にした。

一階に戻ったアランは洗面所で洗濯物を洗濯機を使い洗い始め、洗濯をしている間に掃除をこなした。

「ふー」とアランは家事を終えリビングの自分の席に座って寛いでいる。

時計に目を向けると時計の針は、十一時四十八分そろそろ昼食の時間になろうとしていた。

祖父は工場で作業と接客を行っているため家事で朝食、夕食以外はアランが行っている。

お店は大体十時から三時ぐらいまで開いているが祖父が気まぐれなため当てにならない。

台所に立ち手際よく材料をきって行き調理を始め、十五分ぐらいかかり少し焦がしてしまったものの料理は完成した。

アランは完成した料理を持ちリビングのテーブルに並べ祖父を工場に呼びに言った。