14人が本棚に入れています
本棚に追加
いちいち頭で考えるのって面倒くさい。
思ったままに生きる。
感じたままに生きる。
楽して楽しく生きる。
それが俺、真田勇人(さなだゆうと)のポリシーです。
『恋に落ちたら』
***
学校の昼休み。
給食を食べ終わってだらだらしていた俺は、ある女の子を見つけて小走りで近づいた。
「まお!!髪きったよね?かぁわいいね」
「ぇへへ♪さすが勇人!ありがと~」
俺が話しかけた相手は隣のクラスのまお。
化粧とかしてるからかもしれないけど、中3には見えない立派な外見をもつ女の子。
ちなみに、身も心もお友だち。
こうやって腕にわざと胸をあててくるところがたまらなく好き。
「かわいいついでに…」
俺は少しかがんで、まおに耳に近づくと、少し低い声で話した。
「うちくる?」
ってゆ~か、来て。
っという意味をこめて、俺は、まおの腰をなでる。
うん。
このラインも最高。
「え~。勇人のエッチ」
まおも満更ではなさそうにこちらを見る。
「だって、まおかわいいから」
俺は「ね?」っと甘えながらまおをみつめる。
「…いいよ。終わったら教室行くね。」
まおは色っぽい声でそう言うと、当番があると言い、自分の教室へ戻っていった。
最初のコメントを投稿しよう!