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呼ばれて後ろを振り返る。
岬と香澄も振り返った。
岬「お、旦那じゃーん」
那美希「旦那じゃないってば!」
岬の冷やかしに、軽く肩を叩き否定する。
人の間を縫って来る彼は、那美希の前まで来ると、わしゃっと頭を撫でた。
那美希「…何、髪をぼさぼさにしにわざわざ来たの?静磨」
静磨「いや、見えたから?つーかそんな冷たいこと言うなって!」
わしゃわしゃしながら楽しそうな静磨を、那美希はわしゃわしゃされながら黙って見上げる。
頭はもう、完全にぼっさぼさである。
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