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刃「……!?」
迅斗「……ここは…」
そこは…先ほどまで居たところと大して変わらない森の中の花畑だった。側にはあの木がある。
刃「どうなってんだ!?」
迅斗「確かに入ったハズだよな…」
辺りを見回してみるが、変わった所が見つからない。
「その通りだよ」
刃「ん…?だれだ!、、どこにいる!」
「ココだ」
刃の真後ろにいた。
刃「うわっ!!」
刃は驚いて尻餅をついた。
迅斗も思わず小さい声を出して一歩引いてしまった。
二人の反応を楽しみながら立っていたのは、白を基調とした所々に青の刺繍があるの着物を着いる。腰には細い装飾された剣を差していて、とても端正な顔立ちの若い男だった。
「ようこそ我が世界へ、私はアランと言う」
刃「こ、こんにちは…」
順応が早いのか、呑気に挨拶する刃。
迅斗はダンダンと音が聴こえるかと思うくらいに足音をたてて、アランと名乗る男の前までいくと
いきなり、胸ぐらを掴みむと
迅斗「そんなコトより潤がどうしたってんだ!?」
アラン「まぁ落ち着け、お前の妹は今すぐどうなるって訳でもない、ただ…」
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