序章

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「なんだと…。」 和馬は絶望に打ちひしがれたような顔をしながら言った。 「じゃあ…もう参加するしかねぇじゃねぇか!」 和馬が怒鳴ると 「大丈夫だお前なら優勝できる!」 と、真下は無責任極まりない事を言った。 「ちなみにミスコンは有咲、お前だからな。」 と、付け足しした。 「えっ…ちょっ…先生どうゆう…」 「決定事項だ。」 「そんなぁ。」 鈴奈も泣き崩れていき栗色の髪が少し乱れた。 「まぁ頑張れや。はっはっはっ。」 「だから嫌なんだこんなトコ。」 和馬はボソッと言った。
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