序章

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「うるさいわね!遺言にもアンタ世話は任せたって書いていたんだから。」 「確かに書いてあったが従うほどのことか?てかなぜ従う?」 「良いじゃないそんなこと。」 「………………はぁ。んで時間は良いのか?」 その言葉で鈴奈は時計をみて絶句した。 「ちょっ…和馬、教室行くわよ。」 「はいはい。」 ―――――― ―――― ―― 教室は祭り騒ぎだった。学園祭が近く、出し物を決めるためだ。 「喫茶店!メイド喫茶!」 一人の男子がそう言うと呼応するように他の男子達が「メイド、メイド」と連呼する。
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