序章

7/34
前へ
/420ページ
次へ
その言葉に一人の女子が反論する 「なんで私たちがメイド服なんて着なきゃいけないのよ!執事喫茶にしなさい執事喫茶に!」 と、 「喫茶店ってとこは変わんないのね…深雪。」 鈴奈が言う 深雪と呼ばれた少女は「あっ」情けない声をだす。 「良いじゃん!そんなこと…」 焦りながらも深雪は言葉を繋げた。 「んじゃ、コスプレ喫茶で良くね?」 誰かが言った。 「九十九(ツクモ)は神社の人間だし巫女の衣装持ってるだろ?」 九十九とは深雪の名字である。 「たしかにそうだけど…」 「じゃ八十神(ヤソガミ)もそうじゃね?姉妹神社だろ?」 「あぁそうだな」 八十神と呼ばれた少年が答える。 「神主みたいな衣装でいいんだな?」 と、繋ぐように言った。
/420ページ

最初のコメントを投稿しよう!

969人が本棚に入れています
本棚に追加