石を蹴る女

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   なっ気て そえれ 病いた付い川うてな 魔 かいたにだのい に らての石 事  蝕 に欲はを だそ ま 違し俺蹴 っう れ いかにっ た考   にが なを形た  す居逝勝ら思影不  まてく手なう相安  んやまだいと弔の 父 りでが 不う中 よ た傍恭 憫生で り いら子 で活  私は暫く茫然自失としていた。  恭子という女の目的は、絵を描く事ではなく、父の側に居る事だった。  末期癌……濃霧に被われた孤独の闇に、独り佇む不安と淋しさ。  忘れられぬ男に最期を看取って欲しかったのだろう……。
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