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しばらくの沈黙の後
高嶋春樹が笑いながら言った。
「いやぁ。
始めはちょっと外から覗く位にしようとしてたんですが、
來さんの寝顔があんまり可愛いもんでつい魔がさしてと言うかムラッと―――」
「へぇ・・・
つまり・・・
あれか
お前は私を襲うつもりで布団に入ったんかぁぁぁ!!!」
冷静に対処するつもりがあまりのキモさに
ぶちギレてしまった。
だってガマンできなかったし・・・
鳥肌尋常じゃないくらい立ってるし。
とりあえずこいつを殺ってから布団を粗大ゴミに出そう。
「ちょっ・・・來さんッとりあえず机を置いてください!
勝手に入ったことは謝るんで!!」
「ふざけんな人の布団の中まで入って何してた!!
つかナニした!?
半殺しにしてから警察通報してやるわ。」
私は勉強机を持ち上げてそう怒鳴った。
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