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「お前俺のコト好きなんだろ?だったら言うこと聞けよ。」
やめて。
「何言ってんの?
俺は別に好きじゃないから。」
やめて。
「お前いらない。消えろ。」
もうやめて!
拒絶の言葉はもう聞きたくない・・・
だったらなんで私に近づいたの?
これはあなたを裏切った私への復讐なの?
私は苦しまなければいけないの?
私の心のように黒く真っ暗な世界をただゆっくりと落ちていく
このまま消えてれば何もかも忘れてしまえるのかな・・・
なんてぼんやり考えながらその闇の先に目をやると
闇の底には見覚えのある男が立っていた。
「おかえり。」
彼は低い声でそう言った。
私がずっと恐れていた笑みを浮かべて。
。
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