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「ねぇ…せんぱい…」
…佐倉春人の雰囲気が変わった。
怪しい、何か企んでいそうな笑顔と呼ぶには似つかわしくない。けれど笑っているその顔でじりじり近づいてくる。
「せんぱいの唇って下唇がちょっと厚めでぷるっとしてておいしそー…だよね」
や、全然おいしそうじゃないから!!
ぷるっとして見えるのはたまたまグロス塗ってるからであって実際かっさかさだから!!
「俺のためにお菓子作ってくれないなら
……かわりに食べて良い?」
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