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「先生、新野の劉備様とはどのような方ですか。あの曹操と戦い、負け続けている仁徳の将軍とは聞いていますが…。」
「新野に来てもその評判は変わらんよ。そういえば今、徐庶が劉備様に仕えておるぞ。」
「徐庶がですか?彼は許昌の母君の元へ帰ったのではなかったのですか?」
「お前が隆中に篭るまではそのつもりだったらしいが、天下に名を馳せたいという気持ちが徐庶にもあったようで、自分の力を認めてくれる主君を探したのだ。それが新野の劉備様だ。」
「なるほど。徐庶の実力なら認められてもおかしくありません。」
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