長坂への道

5/18
前へ
/1090ページ
次へ
「諸葛亮?荊州の名士か?」 曹操は程イクの報告を受け、諸葛亮なるものが軍師であったことを知った。だが自身、聞き覚えのない名前であった。 「水鏡門下ならばそこそこ有名だが…。徐庶ならば知ってはいるが。しかし水鏡が伏龍と称したならば一角の人物なのだろう。」 「確かに。伏龍ならば聞いたことはありますが、諸葛亮という名は聞いたことがありません。」 「いずれにしろ余の邪魔をした以上ただではすまさん。曹仁に新野を攻撃するように命じよ。」 曹操は曹仁に十万の兵を指揮し、再度新野を攻撃するように命じた。
/1090ページ

最初のコメントを投稿しよう!

9550人が本棚に入れています
本棚に追加