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劉備は配下の孫乾に命じて民に樊城への移動を命じた。民は劉備に反発する事なく荷物をまとめ移動を開始した。劉備も民の移動を助けるため関平、劉封に兵を付けて手伝わせた。また、関羽ら他の武将には諸葛亮に従い迎撃の準備をさせた。
諸葛亮は関羽らに指示を出すと自室に戻った。
部屋に帰ると弟の諸葛均が居た。
「均、抜かりはないな。」
「兄上、今の所順調です。黄忠殿、魏延殿に手紙は渡して来ました。徐庶殿の母君の脱出の段取りも抜かりありません。」
「引き続き頼む。我らは長坂で曹操と雌雄を決することになる。」
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