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諸葛亮は劉備らには内緒で長坂の戦いに備えて準備を整えていた。そのためには未だ許昌に留まっている徐庶の力が不可欠である。徐庶が許昌に長期滞在しているのは母が居るからであるが、母を連れての脱出は目立ち曹操に気付かれる可能性が高い。そのため徐庶も迂闊には脱出出来なかった。
夜遅く、諸葛均が許昌の徐庶宅を訪ねる。
「均、上手くいきそうか。」
「若干賭の要素もありますが致し方ありますまい。」
「すまんな。成功したらお前には頭が上がらんよ。」
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