第二章 博麗神社へ

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狭間は博麗神社を後にしようとした。 霊夢「あらもう行くの?」 狭間「あぁ。いつまでも人の世話になるわけにはいかないからな」 霊夢「そう。基本は一応教えたけど無茶はしないことね。貴方の能力は弾幕に対しては強力だけど幻想郷には接近戦をする奴だって少なからずいるのよ。接近戦に関しては貴方は普通の人間と同じなんだから。」 狭間のエネルギーを吸収し力に変える程度の能力は弾幕みたいな攻撃に対しては強いが体術や刀などによる攻撃には全く意味のない能力。 狭間「分かってる。俺は戦いに関してはド素人だ。だから余り無茶はしない。」 霊夢「ならいいわ。」 狭間「さてと木の枝を……あったあった。」 狭間はちょっと細めの木の枝を拾った。 霊夢「まさかそれで戦う気?」 狭間「そんな自殺行為なことしねえよ。こうやって…あっちに倒れたからあっちに進むか」 霊夢「貴方て人は……それも充分自殺行為よ。」 狭間「しかたないだろ。俺はここに何があるかなんて知らないだから」 霊夢は呆れながらこういった。 霊夢「そっちには紅魔館ていう吸血鬼の館があるわ。せいぜい気を付けなさい。」 狭間「忠告ありがとう。じゃあな霊夢」 霊夢「えぇ。また機会があれば会いましょう。」 そして狭間は博麗神社を後にした。 霊夢「さてと夕飯でも作ろうかしら……うん?何これ」 霊夢は机の上に置いてある紙とお金らしきものに目を向け、紙に書いてある文字を読み始めた。 霊夢「……何考えてんだかあいつ。まぁ貰えるなら貰っとくけど」 そして霊夢は夕飯の準備に取りかかった。
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