0.スタンド

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その後20分位オッサンにスタンドの事を教えてもらいやっと立てた。 『久しぶりに地面に立った感じだな…』 『スタンド出してみろよ』 さっきの話の流れからするとスタンドは精神エネルギーがどーのこーのトカ言ってたよな…多分心だろ。 俺は目を瞑り何も考えずに無心になった フツー何も考えずに目瞑ったらただの真っ暗なはず… 何か、何か俺の意思とは別の何かが俺の中に居る。 コイツがスタンドか… 『んっ……ハッ』 え??? 俺の手首からなんかケーブルが出てきた、例えるならなんだろ…スパイダーマンみたいな感じ??だな 『ソレがお前のスタンドか…なんかハーミットパープルみたいだな』 『なんか気持ち悪くないか??』 ケーブルは直径1cmも無いくらい細く自分の意識でこれを動かせるっぽい 『じゃぁスタンドでこのペン掴んでみな』 オッサンがシャーペンを持ってプラプラさせてる。 『んなもん余裕だろ』 ケーブルでシャーペンの周囲を回し締め付けた。 『ありゃ???』 『????』 二人とも頭にはクエスチョンマークしか無かった。 『シャーペン通りぬけてんじゃん』 『なんで??』 スタンドは物に触れるはずだろ、触れないじゃん。 『まぁスタンドの能力は自分で探れ』 そお言ってオッサンは俺をビルから追い出した。 気付けば日も落ちていた。 俺何時間倒れてたんだろ、まぁ帰ろう。
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