3472人が本棚に入れています
本棚に追加
/145ページ
とにかく姉の容姿のこだわりといったら恐ろしいほどだった…。
いくらブスと言っても…たぶん普通より少し下くらいだと私は思う…。
小学校を上がったくらいから一段と姉の容姿へのこだわりは強くなり小学校二年くらいになったある日…姉が両親にとんでもない発言をした…。
夕方…。家族が揃い。夕食…。他愛ない会話。
すると姉が口を開いた。
雪永「ねぇ…父さん…母さん…私整形したい。」
両親は一度目をぱちくりさせて姉を見つめた。もちろん言葉はない。いきなり小学生が整形したいって…。そりゃ親も驚くよね…。
暫くの沈黙の末…笑いに変わった。親も本気にしてはいなかったのだろう。
すると姉が切れた。
雪永「なんで笑うの?!ふざけてるんじゃないの。本当に整形したいの!」
その言葉に姉が真剣だという事に戸惑いを隠せない父は…姉の頬をひっぱたく…。
姉は赤く腫らした頬を片手で押さえて自分の部屋に逃げた。
母は泣き…父は呆れていた。
最初のコメントを投稿しよう!