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鳴り響いた一本の電話
俺のデスクの上の電話から…
「はい……はい。わかりました……では明日……」
急な商談が入って…また残業
そんな毎日が立て続けなもんだから、最近まともに家に帰ってない
でも、疲れを感じる暇さえないほどに忙しいから、丁度いいのかもしれない
俺の名前は本村竜矢
普通の企業に勤める普通のサラリーマン
これといって変わった事や珍しい出来事もない。至って普通に暮らす日々
今日も、日付が変わる寸前に家に帰り着く。
何もする気が起きなくて、ソファに身体を投げ出した俺。飯も風呂も済ませなきゃいけない
そう思って、名残惜しくも仕方なくソファから剥がれて、俺は着替えを始めた
いつの間にか…
俺は大人になっていた
そんな俺の元に届いた一通の手紙。
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