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電気を消して2人でベッドに入った。
俺は左向きに
あおいちゃんは右向きに寝て向かい合っていた。
俺は左手をあおいちゃんの首の下に入れて腕枕をしていた。
「ねえ、大輔?どうして今日そんなに寂しい顔してたの?」
胸の辺りからあおいちゃんの声が聞こえる。
「本当に理由なんてないよ。それに今は寂しくないよ?ありがとうっ」
きっとあおいちゃんは目を閉じて話しているのだろう。話す声は少し眠そうだった。
「あおいも、急に寂しくなるときあるよ。同じだね。」
「うん。」
近くであおいちゃんの呼吸が聞こえる。
すー、すー
すー、すー
心地よくて俺も目を閉じた。
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