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聞き慣れない言葉がピエロの口から吐き出された。
殺し用の…ナイフ?
冗談じゃない!なんでそんなもの持たないといけないんだよ!
「はっ一体あんたなんだよピエロ!」
「あっ僕はピエロって名前じぁあないよぉ♪‘ダレカ’って名前だからねぇ♪」
ダレカって…偽名くせぇ。ってか早くこれ捨てねぇと…こんなナイフ持ってたら警察が…
「さぁ~!♪そろそろはじまるからねぇ♪」
ピエロは空を仰ぐように見ながら叫んだ。
「だからちょっ…
ダレカに文句をつけようとしたとき、ものすごい目眩が襲ってきた。
ショックのあまりその場に膝をつく。
ピエロはそんな俺の姿をみて笑った。
「はじまりだぁー♪」
次の瞬間、俺は一瞬にして意識がとんだ。
気がつくと、俺は膝をついた場所にナイフを片手にもって立っていた。
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