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「……ぶ、ぶふっ!」
いきなりダレカは吹き出した。
「はははははっ♪何騙されてんの?春馬クン♪」
さっきまでの暗い表情は一切なく、ダレカは最初に会った時とおなじような明るい表情になっていた。
「えぇ…?」
「芝居にきまってんじゃーん♪春馬クンウケルー(笑)」
ブチッ――――
頭の中で何かの糸が切れた音がした。
「てんめぇー!!」
ダレカの胸ぐらにある自分の手に力を入れ直し、ダレカを殴ろうとナイフを地面に落とし、その手で殴り掛かった。
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