8人が本棚に入れています
本棚に追加
「ミーティング始めるぞ」
部長が進行する
「今日から新しい仕事が来た。が、たいしていい報酬じゃないし、練習みたいなもんだから、カケルとお前で行ってきてくれ」
「え?内容は?」
「あ~美人オペレーターのサクラに聞いてくれ」
「え?あ!部長~」
「また詳しい説明ないまま行ってしまった。」
入社してから1年経つが部長からまともに内容を説明してもらった記憶がない。
仕方なくオペレーターのサクラに聞きに行くことにした。
会社と言っても武装しているわけなのでビルのオフィスな訳もなく、アニメのように戦艦。ここまでくるとパクリなんじゃないか?とくるがかなり似ている事は認めよう。
でも、S・Sはあくまで斡旋会社なのでこの戦艦が使われることはほぼないと思う。
一時的に軍や他の調査会社に雇われる形式なので。収入もまばら。
だけと、高収入ばかり狙って仕事できるわけもなく、
「はいは~い、美人オペレーターのサクラよん。お仕事の説明するわね~💕」
確かに美人だが自分で言ってまわりから何も言われてないのだろうか?と思う気持ちもあったが、聞いてしまったら何が起こるかわからないので、そのまま頷き説明を聞くことにした。
「今回の斡旋先は民間調査会社ね、会社名はハロルド惑星調査会社よ。
内容はデブリ(漂流してるゴミ)の除去と観測衛星のメンテナンスですって」
にこっとサクラは微笑んで資料を渡してくれた。
「報酬はいくらなんですか?部長がたいして無いって言ってましたが。」と私が聞くと。
「あ~報酬ね…」といって指を2本出す
「2万?」と聞くとサクラは横に首を振る。
まさか…………
ダダダダッダダッ
「落ち着け💦仕事選んでられないってわかってんだろ!」
カケルは俺を止めようと必死だ。
それもそうである多分1日かかるであろう作業を2千でやれと言うのだ確かに衛星起動外へ行くからその為の経費がかかるのは当然。
しかしだ、労働した者への賃金としてあり得ない!
部長に言ってキャンセルしてもらおうとブリッジに向かっていた。
最初のコメントを投稿しよう!