アラーム

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ドンドン!! 「なんだ?」部長のやる気のなさげな返事。 「部長これはないでしょ!」怒る俺 素晴らしくめんどくさそうにゆっくり立ち上がり 「そんなに不満か?」とだけ言う 俺は「仕事が嫌とは言ってません。この報酬の低さはなんなんですか!」 怒りに任せ大声で訴える。 「あげてやりたいが…………お前前の仕事でやったこと覚えて言っているのか?」 と格納庫を見る。 目の先にあるのはかなり派手に壊れた機体。 「うっ!」 「あれをお前が自腹で直せるなら今回の報酬は不当だ。」 「理解したならさっさと行ってこい!」 「は、はい!」 そう前回の仕事でバランスを少し崩しただけだったのだが、どういう訳かよろけた先がデブリの通り道でちょうどよくデブリご一行様が通りかかり、激しく損傷。 装甲の厚い機体だったおかげで自分達は無事だったがもし、装甲が薄かったり、当たり所が悪かったらそれこそ宇宙の藻屑と化していた。 部長からは散々注意を受け始末書も書きしばらく経ってからだったため自分は意識が薄れていたらしい。 部長からも「しばらくは覚悟しとけよ」と言われていたのを今思い出す。 装甲の厚い機体だったゆえに修理代がかさむらしい。 ふぅ~とため息をつき準備の為部屋に戻る 部屋からは「バリッバリッ」と聞こえる。 「カケルまたポテチ食ってんのか?」 「あ゛ぁ」 ポテチが主食みたいな生活をカケルはしてる。 油っこいものを極力食べないようにしてる俺から見たらちょっと真似できない。 たまに仕事中に食べたらしく整備班から機体内で食うな!と注意されてるくらいだ。
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