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気を失ったライヴィスを、一昔前流行った―いや、二昔かもしれない―例のダイエット器具のように左右に揺らしているイヴァンさんを見て僕も震えた。
どうしよう、この憎きバルトの仲間を僕はどう救ったら良いのだろう。
そんなことを考えていたらイヴァンさんが笑顔でこっちに歩いてきた。
瞬時に体を硬直させたのは右隣のトーリスさんも同じなようだ。
もしかしてこちらに怒りの矛先が向いたのだろうか、でもなすすべはないし在ったとしてもなせない。
何故なら相手はイヴァンさんだからだ。
蛇に睨まれた蛙二匹と、意識を失った蛙一匹は何も出来ない。
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