【羽嶺若葉】中編

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しかしそう思うのは 彼方だけではなかった。 この男、城主の一人息子も その一人である。 若殿は先日、お忍びで 町に来たときに若葉を 見つける。 そしてその美しさに 心を奪われた。 家臣に素性を調べさせ、 ついには我が物にすべく 彼女の元へと向かった。 それは、茹だるような 暑さの夏の日であった…。
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