【羽嶺若葉】中編

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相手が若殿であるなら その場で斬り捨てられ なかっただけマシな方だ。 しかし若殿は大層ご立腹 だそうで、このままでは 切腹も免れない。 …否、武士ではない彼方には 切腹すらさせて もらえないだろう。 咎人として、処刑場での 打首獄門…。 ―――そんな…!彼方は悪くないじゃない! ぶつかって来たのは若殿だが、 問題はその若殿への暴言。 言葉遣い一つで生死を 分かつ時代であった。
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