熊クンとひよ印キャラメル

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最近、俺 龍波 誉(タツナミ ホマレ)は毎朝、同じ時間、同じ車両、同じドア、同じ場所に立つ。 なぜなら、目当ての人がいつも俺の目の前に立っているから。 恥ずかしながら、一目惚れ…… 初めて彼女を見たのはもう4ヶ月前。 学校帰りに仲間の奴らと遊んで、帰りの電車内。 その日はけっこう車内がこんでて、彼女と俺は密着まではいかないけど、かなり近い距離にいた。 最初に感じたのは甘いバニラの匂い。 目線を下に向けると茶色いふわふわの髪。 下を向く彼女の顔は見えなかったけど、チラリと見える肌が白くて、少しドキドキして。 揺れた電車によろけた後ろに立っている乗客に押され、俺の胸にぶつかった彼女。 「ゴメンナサイ」 と顔を上げた彼女にクラクラした。 ぱっちりした二重の大きな黒い瞳。 ちっちゃな唇。 ぶつかった拍子にまたバニラの匂いが漂って。 俺、初めて一目惚れをした。 、
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