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「お味はいかがですか?」
同じキャラメルを熊クンにも渡しちゃった。
麻由の舌は肥えてるから感想が早く聞きたい。
「…ん。舌触りもいいし。味もコクがあって濃厚。バッチリ。ただ私はもうちょい柔らかい方がいいなぁ~」
フムフム。柔らかさね。
よし!近いうちにリベンジ!
「で、なんでそんなにゴキゲンだったの?」
わ、やっぱ聞いてくれるの?
嬉しくなって、私は麻由に熊クンとの出来事を事細かく報告した。
ちなみに麻由も熊クンの存在は知ってる。
麻由自身は熊クンを見たことはないけど、熊クンに気付いた時から、私は麻由に熊クンの事を話していた。
「へぇ~。んじゃ熊クン、ひよ印キャラメル貰ったんだ。」
ひよ印って……
その、ひよ印キャラメルをぱくつきながら麻由は話を聞いてくれた。
「うん!貰ってくれたって言うより、押しつけたって感じになっちゃったけど。」
思い出してテヘッと頭をかきながら、言うと、麻由様から思ってもいなかったお言葉。
「ねぇ。その熊クン、甘い物苦手とかじゃないの?」
なんと!!
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